- お知らせ
★点鼻投与の弱毒生インフルエンザワクチン接種(フルミスト®)を10月1日より開始します。
対象:2歳~18歳
費用:1回8,000円(税込み)
補足:喘息既往や同居のご家族に妊婦中の方がいるなど、一部の方は接種にあたっての注意事項あります。詳しくはお電話でお問い合わせください。
★注射のインフルエンザワクチン接種を10月14日より行います。
対象:1歳以上
費用:1回3,500円(税込み)
補足:1歳~12歳までは2回接種が必要です。
65歳以上の大阪市在住の方は補助あり1回1,500円
非課税世帯の方は無料
どちらのワクチンも、接種当日か前日にお電話でのご予約をお願いします。
インフルエンザワクチンは毎年、そのシーズンに流行しそうなウイルス株を予測して選定、製造されています。令和7-8年シーズンはA型株2種類と、B型株1種類の合計3種類のウイルス株で構成された3価ワクチンが使用されます。
注射によるインフルエンザワクチンはインフルエンザ感染時の重症化や合併症の発症を予防する効果が確認されています。65歳以上の高齢者施設に入所している者を対象とした調査では、ワクチン接種によってインフルエンザの発症率が34~55%低くなり、死亡率が82%低くなったという報告もあります。また、妊娠中の方が接種すると自分自身のインフルエンザ発症やインフルエンザに関連する入院を予防するのみならず、体内で産生された抗体が、胎児に移行するため出生児のインフルエンザの発症やインフルエンザに関連する入院を予防する効果も報告があります。妊娠中に接種しそびれた場合は出産後に接種しても、出生児への効果が期待できるという報告もあります。
ワクチンの予防効果が現れるのは、接種後おおよそ2週間からで、効果は5か月程度持続するとされています。
欧米では20年以上前から使用されてきましたが、日本では2024年に初めて正式に承認され令和6-7年シーズンより接種できるようになりました。鼻に点鼻するタイプのワクチンのため針に刺される必要がなく、注射部位の副反応もないのが特徴です。
この点鼻ワクチンは、生きたインフルエンザウイルスの病原性を弱めた生ワクチンです。シーズンごとに選ばれたインフルエンザウイルスの遺伝子を組み込んだ弱毒化ウイルスを鼻腔内に点鼻することで接種します。ワクチンのウイルスが鼻咽頭部で増殖し自然感染に近い形での免疫誘導が期待されます。
ただし、生ワクチンのため、免疫不全と診断されている方、免疫を抑制する治療を受けている方、そして妊娠中の方は接種できません。
ワクチン接種後に、鼻水、鼻づまり、せき、のどの痛み、頭痛などの症状が現れることがあります。これらは一時的な症状で通常は数日以内に自然に治まります。また、接種後1~2週間は、投与されたワクチンウイルスが排出される可能性があるため、この期間は妊婦中の方や、重度の免疫不全の方との密接な接触はお控えください。
効果についてはインフルエンザの発症率を低くすることが報告されています。
海外においては、2歳以上49歳以下の方がを接種対象とされていますが、日本国内における適応年齢は 18歳まで(19 歳未満)です。